和菓子ミュージアム>歳時記の用語(歳時記の歴史と由来)>ひな祭りの歴史と由来
執筆者: 木ノ下 千栄(きのした ちえ) | |||||||
ひな祭りの歴史 ひな祭りは、古くは「上巳の節句」「弥生の節句」などの呼び名があり、五節句(「人日」「上巳」「端午」「七夕」「重陽」)の一つにあたります。女の子がいる家ではこの時期にひな人形を飾り、白酒や桃の花を供えてお祝いします。 京都・ひな祭りのお作法 @ひな人形の配置について ひな祭りの和菓子(雛菓子)
ひな人形を飾って、桃の花と、白酒、菱餅、ひなあられ・・・。女の子節句だけあって、女性の大好きなピンクとホワイト、パステルカラーで楽しいですよね! ところで、京都ではひな祭りには、「ひちきり」をいただく風習があります。ひちきりは赤・白・緑など、優しい色合いのカラフルな上生菓子です。 形は「阿古屋(あこや)貝」を模していると言われ、片方の先端がピッて切れていて、成形するときに生地を「ひっちぎって」作ることから 「ひちきり」の名がついたと伝えられています。 一説に阿古屋貝は、女性の性を表現したもので、 「子宝に恵まれるように」という願いが込められているとか。 全国に知られた菱餅は5色のお餅。茶色→黄色→緑→白→赤 の順ですが、これは土から葉が伸びて、茎があって、花が咲く順だよと聞いたことがあります。3色のものは、赤(桃の
伝統のひな菓子には、「菱餅」「ひなかご」「ひなダンス」などがありますが、初孫や初めての子供さんの初節句にはぜひとも、飾っていただきたいものです。 最近は、おひなさまのお干菓子や、夫婦の深い縁を表した「貝あわせ」のお菓子もおひなさま用に作られています。お好みのひな菓子を用意して、楽しいひな祭りをお過ごしくださいね。 ここからさまざまなひな菓子が見られます
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