執筆者: 木ノ下 千栄(きのした ちえ) | ||
◆絶景の紅葉と王朝貴族の船遊びの再現
紅葉の美しさでひときわ名の知られた嵐山。毎年11月の第2日曜日には、午前10時ごろから 大堰川(おおいがわ)に小督(こごう)船の船上舞台で筝曲、今様船上で今様が披露されます。色とりどりの船が浮かび、紅葉の茜色とあいまって、その風情はいにしえ人の雅を思わせます。 午後は天竜寺船、画船、能楽舞台船、大覚寺船、車折(くるまざき)芸能船、野々宮船、御神酒船、大覚寺船の各船が出船。祭はより賑わいをみせます。
また河畔に目を向けると、舞台では嵯峨大念仏狂言が上演され、亀山公園下の嵐亭(らんてい)前駐車場では午後1時から2時に島原太夫による野点茶会(有料)も行われます。美しい紅葉を背景に、お茶を一服・・・。 渡月橋から眺める紅葉は絶景。優雅な船がちらほらと浮かび、ゆらりゆらり・・・。京都ならではのひときわ趣き深い時間を過ごせます。王朝貴族の別荘地、嵯峨野は豊かな時の流れを演出してくれます。 ◆場所・日時 (※各行事の日程は、天候等の理由で変更になる場合があります。) 嵐山渡月橋付近(京都市右京区)/平成13年11月12日
問い合わせ:嵐山保勝会 075-861-0012 ◆交通 ・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車、徒歩15分 |
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