創業 慶応元年 京菓子の老舗 甘春堂
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お重箱1段 節句上生菓子詰合せ

[内容]
端午の節句をテーマにした、上生菓子です。3種類の上生菓子が各種3個ずつ入っています。
かぶとの折り紙もサービスで付属します!!
写真左から、
「唐衣」(からころも) かきつばたをイメージしました。紫の染め具合が繊細な、美しい御菓子です。
(ういろう・備中白あん製)
「こいのぼり」 5月の青空にゆうゆうと泳ぐこいのぼりを、可愛らしくデザインしました。
(上部練りきり・下部練り羊かん製)
「皐月(さつき)の風」 この時期に咲くつつじを、爽やかな緑とオレンジで表現しています。
(きんとん・粒あん製
商品名  
節句上生菓子詰合せ
1段

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[ひとことコラム:「唐衣」の命名]

上の御菓子の菓銘を見て、「どうして、『唐衣』がかきつばたを表すの?」、と思った方はいらっしゃいませんか? 実は「唐衣」命名の由来は、『伊勢物語』からきています。

『伊勢物語』の主人公・在原業平は、東下りの途中、あたり一面に咲くかきつばたのを見て、その旅の心をよみました。

らころも つつなれにし ましあれば るばるきぬる びをしぞ思ふ

歌意は、「唐衣を着慣れるように、慣れ親しんだ妻を一人都に残してきたので、はるばるこんなに遠くへきてしまった旅を(悲しく)思うことだよ」ということです。この歌をきき、業平と一緒にいた人々は旅愁の思いにかられて、涙を流しました。

さて、ここまできたなら、鋭い方はもうお分かりでは・・・?

分からない方は、太字の部分を前から読んでみてください。「か」「き」「つ」「ば」「た」・・・そうです、句の頭の一文字をとって読んでみると「かきつばた」となることにお気づきでしょうか。このように、各句の頭の文字をとって読むと意味をなす言葉になるようにする技法を、文法では「折句」といいます。この歌は学校の古文にもたびたび登場するほど有名な歌で、これをふまえて、かきつばたを「唐衣」と表現しています。

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